エジプトの狂犬病事情 狂犬病ワクチン接種について

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
エジプト生活

エジプトには、野良犬や野良猫が非常にたくさんいます。そして、エジプトは狂犬病が流行っている国です。今回はエジプトでの野良犬事情と、狂犬病についての予防と、もし野良犬に咬まれてしまった時の対処方法を紹介します。

スポンサーリンク

エジプトは狂犬病流行国

エジプトは狂犬病の流行地です。狂犬病に罹患した動物によって怪我をすると感染します。感染から発症まで時間的余裕がありますが、発症すると100%死亡します。

外務省ホームページより引用

エジプトには街中に野良犬と野良猫が生息していて、ここ数年増え続けています。狂犬病ワクチンを接種してある犬などは耳に印がつけてありますが、街中にいる野犬はほとんどワクチン接種をしていません。

エジプトの道にはゴミが落ちているので、野犬たちがそのゴミの中の食べ物を漁っている光景をよく目にします。

エジプトの街にいる野犬や、野良猫たち⬇

狂犬病とは?

発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、疲労感といった風邪のような症状ではじまり、咬まれた部位の痛みや知覚異常を伴います。 興奮や不安状態、錯乱・幻覚、攻撃的状態、水を怖がるなどの脳脳炎症状、最終的には昏睡から呼吸停止で死亡します。
発症するとほぼ100%死亡する危険な病気です。

野良犬や野犬の集団に会った時

絶対に走って逃げないでください。驚かず、騒がず、静かに通り過ぎましょう。走って逃げたり犬に分かるように驚いたりすると、近寄ってきて、噛まれてしまいます。
急に野犬が出てきたとしても、冷静に、静かに歩いていなくなる場所まで移動しましょう。

もし噛まれてしまったら…

1、石鹸と水で洗い流す

ただちに水と石鹸で洗い流しましょう。
よく洗い流し、血が出ている場合は直ちに傷口を流水で15分間以上徹底的に洗い流し、可能であれば消毒薬(ポビドンヨードなど)を傷口に塗り、応急処置をします。

2、病院へ行き、ワクチンを接種する

もし、野犬に噛まれてしまった場合、必ず24時間以内に1回目のワクチン接種を受ける必要があります。
24時間以内に1回目を接種しないと、手遅れになり、狂犬病が発症してしまいます。
24時間以内に1回目、計5回のワクチン接種が必要となります。※ワクチンの種類によって回数や時期が変わってくるので、お医者さんの指示に従いましょう。

こちらは私の友人の例です。
咬まれてから24時間以内に1本目を接種。1回目から3日後に2本目、2回目から4日後に3本目、3回目から7日後に4本目、4回目から14日後に5本目のワクチン接種が必要です。

狂犬病ワクチンを摂取してある犬に咬まれてしまった場合、その犬が100パーセント狂犬病を持っていないということを確認するために獣医にかかり、検査をする必要があります。
(エジプトの場合は狂犬病流行国なので、どんな飼い犬でも念の為狂犬病ワクチンを接種することをおすすめします。)

エジプトで狂犬病ワクチン接種をできる場所

VACSERA
الشركة القابضة للمستحضرات الحيوية واللقاحات

カイロの Agouza にあるワクチン接種できる場所です。様々なワクチンを取り扱っています。

狂犬病の暴露前予防ワクチンも、噛まれたあとの暴露後狂犬病ワクチンも接種することができます。

★値段 暴露後 狂犬病ワクチン 1接種141EGP(2024年1月現在)

※値段は時期や情勢により変わることがあります。ご参考までに…

日本で狂犬病ワクチン予防接種

事前にワクチン接種を行うことで(暴露前接種)、動物に噛まれたり、引っ掻かれたりし狂犬病ウイルスが体内に入った際に、規定の処置とあわせて発症を確実に予防することができます。
予防ワクチンを接種することで、噛まれた場合の狂犬病ワクチン接種の回数が少なくなることがあります。(詳しくは医師の方と相談)
※予防接種を打ち、野犬に噛まれた場合は48時間以内のワクチン接種が必要となります。
(予防することで1回目のワクチン接種までの時間の余裕ができ、確実に狂犬病を防ぐことができます。)

渡航前に日本で狂犬病予防接種をする

今回、私が狂犬病ワクチン(暴露前)の予防接種を受けた、日本の東京にあるおすすめクリニックを紹介します。
急な出張や、急に決まった旅行などでも間に合う、渡航者におすすめの狂犬病予防接種です。

私は8年間エジプトに住んでいて、今まで野犬にかまれたことはありません。しかしここ数年でどんどん野犬の量が増え、毎日必ず10匹には遭遇して出勤しています。また友達が先日犬に噛まれてしまい、エジプトで暴露後ワクチンを接種しました。
念の為私も予防ワクチンを打っておこうかなと思い、接種を受けました。

今回私は短い9日間の一時帰国中に2回、狂犬病ワクチン予防接種をしました。
1回目を打った後、1週間後に2回目を打つ必要があるので、渡航前最低1週間は必要となります。

新宿クイッククリニック

まずオンラインで予約をし、予約した時間に診察、ワクチン接種という流れになります。

場所は新宿にあります。

⬆1階にあるので、そのまま中に入ります。

狂犬病ワクチンの値段、診察料

診療費1度につき 税込2750円

狂犬病 ChiroRab 1接種 税込15400円(2024 2月 現在)

2回接種したので、18150円 (税込)× 2

でした。


診察も看護師さんも受付の方もとても親切で気さくで、わかりやすく説明してくれます。

ワクチンを接種したら、黄色いワクチンパスポートに接種したワクチン、接種した場所を記入してくれます。


もし、猫や犬に噛まれてしまった時、この証明書を医師に見せましょう。
この黄色いワクチンパスポートは世界共通の証明書なので、どこの国でも使えます。

効果は3年!

今回の2回の予防接種により、効果は3年とのことです。3年後に、新たに1本の予防接種をすると効果がその時から3年続くそうです。

最後に

狂犬病がもし発症したら100パーセント死亡してしまう恐ろしい病気です。噛まれてしまったら本当に素早い対応が必要です。
可愛い顔をした猫や犬だからといって安易に触ったり近づいてしまったら危険ということを覚えておきたいですね。
エジプトでは数年でどんどん野犬が増え、大量に生息していますので、本当に気をつけて行動したいです。
エジプトや狂犬病が流行っている国へ渡航する方は十分に気をつけてください。
ぜひ少しでも参考になったら嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

SNSフォローボタン

Candyをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました